三共堤・丸田沢堤の自然
ウルシの一種 Toxicodendron sp. (ウルシ科)
ウルシの花1
多くの人が散策を楽しんでいるというのに,ウルシが実に多い。あちこちに生えている。枝先が伸びてくれば間違いなく触れる場所にある。十分に気をつけないといけない。
ここにはヤマウルシの他にウルシも生育している,らしい。しかし区別がつかない。近くに寄り触って確かめたいことがたくさんあるが,できない。しばらく先まで宿題として先伸ばしにすることにしている。それでも,がんばって撮影したアップである。1つ1つは可愛い花なのだ。
ウルシの花2
ウルシの蕾
ウルシの葉
難しく言えば,奇数羽状複葉。真っ直ぐに伸びた赤味のある枝(実際は枝ではない)の両側に葉っぱの典型のような顔をした葉がきれいに二列縦隊で整列し,先頭には隊長さんが1枚ついている。こんな葉を見たらウルシである。そう思っておいた方が安全である。
ウルシ
ウルシの新芽,若葉である。羽状複葉なので,1本1本がそれぞれ1つの葉であり,赤い茎のように見えるのは葉軸である。ここには花芽も出来ている。
全体的に赤味を帯びているが,葉軸の赤味は葉が成長しても,枯れ落ちても残っている。
ウルシの実
6月初旬で花も終わり,夏には実をつける。
ウルシの実
実はやがて褐色に変わる。
ウルシの紅葉と実
まだ夏だというのに,実ができ,葉も色づいてきている。
ウルシの紅葉
ウルシの紅葉はきれいであり,しかも早い。秋の気分を先取りできる,そんなちょっとうれしい紅葉である。