三共堤・丸田沢堤の自然
ニガナ Ixeris dentata (キク科)
ニガナ
キク科で黄色の花は多数あり,ちょっと見ただけだと,何もかもいっしょになってしまう。花に詳しい人からすれば,全然違うでしょ,と言うだろうが,そうでない人にとっては,オニタビラコなども同時期に咲いているので,混乱してしまう。
ニガナ
基本的には花弁が5枚(実際は舌状花が5個集まっている)なのだろうが,必ずしも5個と決まっているわけではないようだ。
ニガナ
これは花びらが7枚に見える(舌状花が7つ集合)。
葉は根本で茎を包むようについていて,この基部周囲は棘状になっている。
ニガナ
これは花びらが9枚に見える(舌状花が9つ集合)。
こういうはハナニガナと言うらしいが,花そのもの大きさに違いがあるようには見えない。
ニガナ
果実である。タンポポと同じような,冠毛を持っている。蕾と果実が同居している。こういったところが「雑草」の強さなのだろう。