三共堤・丸田沢堤の自然
モミジイチゴ Rubus palmatus (バラ科)
モミジイチゴ
4月,道端に伸びた細い枝先に,扇子を畳んだような若葉が芽を出す。枝には棘があり,バラの仲間だとわかる。
モミジイチゴ新芽と蕾
モミジのような葉をもつ木苺ということなのだろう。ややこしい名前である。多くの木々がまだ葉も開かぬうちから,柔らかい緑の葉と白い花をつけてくれる。
モミジイチゴ花1
花は枝から下向きに咲く。花弁は洗い晒しか,アイロンの掛け忘れみたいだ。
モミジイチゴ花2
下から見上げると,光を背景にした花弁や若葉が新鮮である。
モミジイチゴ実
未熟なのではない。実は赤ではなく透明感あるきれいな橙色である。
モミジイチゴ実と葉
葉や棘は少々いただけないが,果実は童話に出してあげたいくらいだ。